ガリバンとは?

◆What is "Gariban"?

ガリ版とは正式名称を謄写版(とうしゃばん)といい、今から約30年位前まで日本で活躍した古い印刷方法の一つです。1983年に発明者であるトーマス・エジソンによって作られた印刷機「ミメオグラフ」を基に、翌年の1984年に堀井新治郎が改良を施しガリ版印刷機は発明されました。

具体的な印刷方法として、まず蝋(ろう)を引いた特殊な原紙を専用のやすりの上に乗せ、先端が鉄でできた鉄筆というペンで印刷したい文字や絵を削ります。次に完成した原紙を専用のガリ版機に張り付け、下に印刷したい紙を置き、上からインクのつけたローラーを転がします。すると鉄筆で削った文字や絵の部分だけインクが染み込み、印刷される!という仕組みになっています。 鉄筆で蝋原紙に文字や絵を削る時に「ガリガリ」と音がすることから「ガリ版」という愛称で親しまれてきました。

 一度覚えてしまえばとても簡単で、印刷装置とインク、原子さえあれば電気などを一切使わずに印刷できるのがガリ版の特徴で、簡易印刷機として学校や企業、小部数の出版など、多くのものに活用されてきました。 1985年以降、コピー機やパソコンといった新しい技術の普及と共に、日本ではほとんど使われなくなりましが現在でも一部の美術家や電気などがないアフリカやアジアの地域などで利用され親しまれています。

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